沼地。

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3/6『西方海域ユリランカ島空襲 五戦目』の新刊とか

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『等間隔の狭間にて』A5/24P(本文18P)/¥100
新刊は前半赤城、後半加賀視点で展開される赤加賀SS本です。表紙オプションに指紋みたいな加工を頼んだので仕上がり楽しみ☆
内容は以前に「サークルカットにもある通りもどかしい感じでお互い大切な存在っぽいのに両想いにはならないのかなー? なるのかなー? ならないのかなー?、って感じです」と言いましたが、あれ違いました! 正しくは「いやあなたたち両想いですよね…?? 何やってんの二人して…??」です! とにかくもどかしい感じで甘々ほのぼの路線ではありません。あと、かつて船だった頃の記憶が~みたいな前世がどーたら設定は無視してます。艦娘=特別な力を持った軍人、として書いてます。

そんなわけで無事徹夜することなく一応狙い通りである余裕入稿が出来たので、久々に頑張った自分へのご褒美をあげようと思います。

~当日の頒布物まとめ~
新刊・赤加賀SS本『等間隔の狭間にて』A5/24P(本文18P)/¥100
既刊・けいおん!!憂和SS本『please,please,please,please,』A5/28P(本文22P)/¥100
既刊・けいおん!!唯和SS本『知る由もない隙間風』A5/20P(本文14P)/¥100

以上3種です。スペースNo.はA-51です。
憂和&唯和SS本は、机の上がさみしいから持っていくだけなので数は少ないです。ALL100均でALL見本誌ありますので堂々と手にしてお読みになっちゃってください。なるべくお釣りが生じないお支払いにしていただけると大変助かります!
当日はついったーにて自スペの写メを開場前に載せますので良かったらご参考までに。12時頃に一旦お買いものへ行く予定ですが、あまりに暇ならもっと早めに行くかも。本音言うと百合オンリーなので開場と同時に行きたいですが!! その辺もついったーにてお知らせしますのでご参考までに。


それではよろしくお願いします。







海鳥たちが、鳴いている。
私はまた朝がやって来たのだと、一日の始まりを素直に受け入れた。が、何故だろう、目を開けることが出来ずにいる……何故だろう、なんて白々しくて寒気がする。本当は理由などわかりきっていて、だからこそ認めたくないだけなのだ。
 観念して目を開けると、やっぱり隣に居るはずの加賀さんは居ない。実際に映ったのは薄暗い天井にも関わらず、私はそれを察知した。と、いうのもこの不可解な現象は最近になって発生し、淡々と回数を重ねている。日毎、朝が得意でない加賀さんを起こしていたのに、しかも本人から頼まれるぐらいだったのに、今になって彼女を奮い立たせるものはなんだろう。考えられるべきは私に迷惑を掛けたくないがための努力か、あるいは早朝の自主訓練か。それならそうと言ってくれればいいのに、と先日我慢がならずに訊いてみたなら返答は落胆したほど予想通りで、本来ならそこで納得して終わるのだけれど、では何故あなたは視線を逸らして告げたのかと、疑問は増していくばかりだった。
 もしかして、あんまり当たってほしくはないけれど、私と寝るのが嫌になったのかしら……?
無愛想、冷徹、おっかない、などと囁かれている加賀さんだけれど、実際の彼女はとても優しい人だ。食べ物を分けてくれることはしょっちゅうだし、入渠は譲ってくれるし、演習や出撃の際にはこちらが申し訳なくなるほど率先して盾になってくれる。一度誰かに「加賀さんが優しくなるのは赤城さんだけです」と茶化されたけれど、一見邪険に扱っているかに見える翔鶴たち後輩への指導すら手を抜かないのだから加賀さんは本当に誰にでも優しいのだと思う。それに、間宮でアイスを頬張る綻んだ顔は誰が見たって印象が一転するはず。皆も加賀さんとアイスを食べればいいのにな……じゃなくて、ともかく、そんな優しい加賀さんだから、例え私と一緒に寝るのが嫌になっても直接言えるわけがないのでは、とも考える。
あのときの返答は、あのときの視線の行方は、まるで何かから逃げているようだった。ならば、再び私から直接訊けばいいのだけれど嫌と言われた場合さすがに堪えるし、何より加賀さんと寝られなくなることが自分でも呆れるほどに嫌だった。でも、事実だからどうしようもない。今や私にとって加賀さんと一緒に寝ることは、どんな枕よりどんな薬より安眠効果があるのだ。ならば、ここは「加賀さんが優しくなるのは赤城さんだけです」を信じて自惚れ正直に伝えるか、引き続き黙って過ごすかの二択になる。前者は上手くいけば丸く収まる。後者は加賀さんを追い詰めるだけ……
私は着替えもせずに弓道場へ向かった。


矢が放たれる音を擬音で表現するのは難しい。過去にも空母の皆でおしゃべりの一興にと案を出し合ったものの、結局どれもしっくりこずに話題は他愛のない世間話へと移った。それに比べて、拳銃や刀や拳はなんてわかりやすい記号だろう。けれども、その音たちが響き渡った際に誰の仕業かまではわからない。戦の場でわかる必要はないのだけれど、なんだかそれは味気ない。そう感じるのは、加賀さんの放つ音が個性に溢れているから。今日も毅然として、刹那の煌めきは颯爽と舞っていく。まるで加賀さん本人を表すかのような凛とした強さ。音だけでなく、足踏みから始まり残心に至るまでの八節も相変わらずの美しい流れで、弓道場にはとっくに着いたというのに気が付けば二射分を見送っていた。いっそこのままずっと眺めていたくもあるけれど、手持ちの矢を補充するため私の存在に気付くわね。
「……おはようございます。いつから、そこに?」
 無愛想、冷徹、おっかない、などと囁く人たちには決して判断つかない加賀さんの動揺を私は見逃さなかった。
「おはようございます。さて、いつからかしら?」
 笑顔で答えると、加賀さんは答えになっていないとでも言いたげに無言のままで弓立てに弓を置き、入口に佇むこちら側へと歩み寄る。礼節を重んじる弓道に今の恰好はふさわしくない。もちろん承知の上での寝間着だけれど、加賀さんは単に私が寝惚けたか、急用かと思っている。
「何か、急用?」
 ほら、ね。と、満足げに微笑むのは自分一人。肝心の相手は今度こそ適切な答えが欲しいと目で訴えている。こういうときは逸らさないんだと安堵した。
「自主練中にごめんなさいね」
「いえ、ちょうど一段落ついたので」
「じゃあ、遠慮なく言えますね」
 私は両手で加賀さんの左手を握った。
「加賀さん。あなたのことは概ねわかっているつもりよ。けれども、最近はどうしてもわからないことが一つあるの」
 我ながら大胆な思い上がりを口走ったと少し後悔したけれど、この人には直接的に言わなければいつまでたって



3~4P分です。
コピペですみません。実際は縦書き二段です。
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by cyawasawa | 2016-03-01 23:04 | 同人活動(30)

百合と舞-HiMEとけいおん!!とアイマスと艦これと制服女子高生と一緒に歩んで生きたいブログ。


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