沼地。

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5/4『桜高新入生歓迎会!! 5じかんめ』の新刊とか

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『please,please,please,please,』A5/28P(本文22P)/¥100
新刊はアニメでのお姉ちゃん大好きな憂ではなく、和ちゃんのことが大好きであろう原作での憂を基準にした憂視点の憂和SS本です。時期はアニメ2期での春以上夏未満辺りです。傾向はシリアス寄りで憂が和ちゃんに絶賛片想い中でこの恋の行方は…!?、って感じです。表紙絵は絡まった毛じゃないよ。マーブル模様だよ。

今回は久々のオンデマ印刷でSS本では初となりました。
と、いうのもプリンタが以前の設定で両面印刷が出来なくなり色々色々試行錯誤しても万策尽きて印刷屋さんに頼むしかなくなったからなんですが…〆切が2週間も早くなったので全てを投げ捨てて旅立ちたくなりましたがなんとか完成させました。ほんとはマット加工と中綴じにしたかったけど、ただでさえ早いゴールデンウィーク仕様の〆切が+3日早くなるのであきらめました。しかし、昨日届いて本文確認したら家庭用プリンタでは表現不可能な綺麗さにテンションUP! 凡ミスの発見にテンションDOWN! 正直あと一日欲しかった!!

さて、新刊はなんとかなったとして問題は既刊です。
再度プリンタと向かい合って試行錯誤してもやっぱり両面印刷がまともに出来ないのでもう中綴じ本ではなく袋とじ本として出すしかありません。なので、唯和SS本『知る由もない隙間風』につきましては去年中綴じ製本した残り分である11部は先着順で、以降は袋とじ本になります。袋とじが中綴じの美しさに敵うわけがないのに申し訳ありません…何卒ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。

~当日の頒布物まとめ~
新刊・憂和SS本『please,please,please,please,』A5/28P(本文22P)/¥100
既刊・関西初出し唯和SS本『知る由もない隙間風』A5/20P(本文14P)/¥100
既刊・唯和SS本『世界の中でひとりになっても』A5/40P(本文34P)/¥100

以上3種です。スペースNo.は4組12番です。
ALL A5本! ALL100均! ALL見本誌ありますので堂々とお読みにいらしてください!!
そしてなるべくお釣りが生じないお支払いにしていただけると助かります!!
当日はついったーにて自スペの写メを開場前に載せますので良かったらご参考までに。


それではよろしくお願いします!


2016/5/12追記
1年経って向き合えたので、遅ればせながら憂和SS本『please,please,please,please,』の誤字脱字の謝罪と訂正をさせていただきます。申し訳ありませんでした。

P10下段15行目
(誤)宅急便
(正)宅配便

P13下段16行目
(誤)滅多にない
(正)めったにない

P17上段5行目
(誤)滅多に
(正)めったに

他にもありましたらすみません。







「し、しー、いず、おーるうぇいず、い、い……?」
 がんばれ、純ちゃん。もう少し。
思わず声に出して応援しそうになる。今は英語の授業中で、お昼休みまであと五分を切ったところで例文を読みなさいとあてられてしまった純ちゃんは苦戦していた。先生は「ミス鈴木のせいでお昼が短くなるかもね」なんて冗談を言っていたけれど、英語が得意じゃない純ちゃんには脅しに近いものがあったんじゃないかな。
私は心の中でがんばれを連呼しながら黒板を細目で睨む親友の険しい顔を想像してみる。
「いえじゃー、ぷりーず!」
「元気な声は素晴らしいけれど不正解よ、ミス鈴木」
「うそっ!?」
「本当です。はい、誰かわかる人?」
 ぽつぽつと笑いが起きた賑わいに便乗して振り向くと、純ちゃんは想像通りの細目をしていて、私の視線に気付いた瞬間ニカッと笑った。まるで、いやーまいったまいった、という声が聞こえてきてもおかしくない眉の下がり具合。
「シー、イズ、オールウェイズ、イーガァ、プリーズ」
「グッド! 正解です。訳は、彼女はいつも愛想が良い。イーガァは大学入試にも出題されやすい単語だから覚えておくこと。わかりましたね、ミス鈴木?」
「は~い、わかりましたあ」
 気の抜けた返事と同時にベルが鳴る。やったー、って叫んだ純ちゃんは先生に続けて注意されて、今度は立派な笑いが起きた。


「純ちゃん、おつかれー」
「おつかれ、純」
「ありがとう、心の友よ! いやー、最後の最後であんな試練が待ち構えていようとは。まいった、まいった」
「どうせまたボケーっとしてたんでしょ」
「なんだと梓! やるか!?」
 純ちゃんが梓ちゃんのお弁当からおかずを取り上げるしぐさをすると、梓ちゃんはすかさず両腕をクロスさせて侵攻をガードした。こういった二人のやり取りは見ているだけで微笑ましい。
「でも、これで単語が一つ覚えられたね」
「そこだよ憂! 二人とも私に感謝しなよ!」
「感謝はともかく、訳が憂っぽかったよね。だから、覚えやすいんだよ」
「うんうん、私も憂っぽいなって思った! 確かにいつもニコニコしてるし、誰にでも親切だし、優しいしね~」
「そういえば、昨日も憂ちゃんみたいなデキた妹がほしい、って澪先輩たちが言ってたな」
「そんなことないよー」
「ほらまた。そうやって謙遜しちゃうとことかさあ」
「唯先輩にはありえない慎ましさだよね」
「梓ちゃんはお姉ちゃんのことが本当に大好きなんだね」
「は、はあ!? 違うしっ!」
「テレるなテレるな、あずにゃんや」
「純まで何!? なんでそういう流れになるの!?」
二人の間でまたおかずの争奪戦が始まった。私はそれを、人からそう見えているらしい〝ニコニコ〟笑顔をしながら見守ることにする。
ほんと、微笑ましいよ。梓ちゃんがお姉ちゃんを慕う純粋さとか、純ちゃんが澪さんを尊敬する純真さとか。私がとっくになくしてしまったものを、二人はずっと綺麗なままで生きていくんだね。ほんと、うらやましいよ。
「……憂は、どう?」
「え? あ、ごめん。もっかい言ってくれるかな」
 いつの間にか争奪戦は決着が付いていて、二人は揃って私をじっと見つめていた。
「放課後、軽音部一同で澪先輩の家に遊びに行くんだけど、よかったら憂もどうかなって」
「私は行きまーすっ! 澪先輩が居るんだもん、行かないわけにはいかないっしょ!」
「純ちゃん、澪さんのこと大好きだもんね」
 当然!、と宣言する証にピースサインを突き出す純ちゃん。
「わざわざ部活を早めに切り上げてパジャマパーティーみたいなことをやるらしくて。朝の七時に突然メールが送られてきたから詳しくは知らないんだけど」
「あー、もしかして発起人はお姉ちゃんかな?」
「当たり、唯先輩のいつもの暴走。もう慣れたけど。それに澪先輩がときめいたんだろね。よくわかったね、憂」
「昨日お姉ちゃんが観ていた番組でそんな感じの特集をしていたから。ご飯できたよー、って呼び掛けてもテレビの前から離れなかったんだ」
「唯先輩らしいね。で、憂はどうする?」
「私はいいよ。誘ってくれてありがとう、」
「えー!? なんで!? なんで来ないの!? 絶対楽しいよ!? 疲れてるの!?」
 楽しんできてね、って言う前に純ちゃんの勢いある発言が飛び出した。
「あはは、疲れてないよ。今日はちょっと、約束事があるだけだよ」
「あ、そうなんだ。それならしかたがないね」
「切り替え早!」
「ねえ、約束事ってなーに?」
 梓ちゃんの驚いた様子もお構いなしに質問を投げかける純ちゃんに少し後悔した。厄介なのは、正直に話しても周りから見れば全然大したことじゃなくて、お互いに支障がないこと。だから、隠す必要もわざわざ嘘をつく必要もない。それは充分わかっているはずなのに、何気ない一言でここまで敏感になってしまうだなんて「疲れた」を理由にしておくべきだったかな。
「平沢さーん、真鍋会長が呼んでるよー」
 やっぱり正直に話そうと冷静さを取り戻した矢先に胸の高鳴りが舞い戻る。まるで心情を見透かされたようなタイミング。私は〝ニコニコ〟笑顔を心掛けながら知らせてくれたクラスメートにお礼を言って、教室の開いた扉から伺える真鍋会長を目指した。
「和さん、どうしたんですか。お昼にいらっしゃるなんて珍しい」
「食事中に悪いわね。昨日の電話では行くのが遅れるかもしれないって言ったけど、逆に早くなることがさっきわかってね」
「わざわざ伝えに来てくれたんですか!?」
「ええ。まあ生徒会室とここは近いから」
「お手間とらせてすみません……! ありがとうございますっ」
「少しも手間じゃないわよ。お昼の会議は大した議題も扱わないから時間を持て余すことも多いしね。一時間ほど早くなりそうなんだけど、憂の都合は大丈夫かしら?」
「全然大丈夫です! むしろ和ちゃ、和さんと一緒に居れる時間が増えて嬉しいです!」
「ふふっ、無理して改まらなくてもいいのに」
「そういうわけにはいきませんよ。学校では和さんは先輩で、会長さんですから」
「いつまでたっても慣れないわね、その堅さは」
「そうですか?」
 二人で微笑み合ってから和ちゃんは「じゃあ、長居しても悪いから。そういうわけでよろしくね」と、挙げられた片手でさよならを知らせて生徒会室に戻って行った。



3~5P分です。
コピペですみません。実際は縦書き二段です。
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by cyawasawa | 2015-05-01 03:28 | 同人活動(30)

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