沼地。

sznt.exblog.jp

『少女惑星』柏原麻実

\僕は高津公子ちゃん!/








『episode1.花火がきえないうちに』
中学生になったからってそんな簡単にモテるかいなと疑うなかれ、髪型+制服という外見の変化から始まり知らない人が増えるといった環境の変化による効果ってとてつもないからな! それによりやっとみどりはちっちゃい頃からずっと一緒に居たことで見えずにいた夏海の女の子としての魅力に気付いたわけでちっちゃい頃からずっと想いを待っていた夏海の忍耐強さに拍手を贈りたい。


『episode2.白線』
うわあああああああやめろおおおおおおおやめてくれええええええええええええええ


ってなるよね、この話…
大抵の百合漫画なら〝り…りっちゃん…〟の後に続くのは両想いに繋がる言葉なんだ…でもこの話はそうはならずに残酷な現実を突き付ける…

愛する対象が同性なだけなのになんと険しい道であるか?
その気の無い相手にとって同性から愛されることがいかに異質で異常で異端であるか?

それらを容赦なくズガーンと、おそらく王道のハッピーエンド好きな方にはたまったもんじゃねーぜってぐらいの破壊力で知らしめてくれるのだ…
しかも、金谷律花は普段同性からキャーキャー言われるほどの存在であり、そんな連中からことごとく裏切られた上でのキャーキャーがどこまで重荷になっているか、また、どんなに滑稽に映っているか。
さらに、そんな中願いを叶えてくれるかもしれない男の人が苦手というオプションまで付いた希望が見付かったと大切に接してきたらその希望に接触してきたのが男の人ってだけでもダメージでかいのによりにもよって見るからにちんちくりんな、こいつとだったら自分の方がキャーキャー言われるやろと自惚れてもいい程度のちんちくりんで、自分は望むことも許されない、下手したら一生手に入らないものをそいつは昨日今日出会ったばかりの赤の他人の分際でいとも簡単に乗り越えやがるのだ…正に急転直下の生き地獄。

一体誰が引き受けた手紙を渡さずせっかく千晴に訪れた春を遠ざけた金谷律花を責めることが出来ようか。いや、出来ん!! どころか、させぬ!!

そして一難去ったかに見えての希望ちゃんはちんちくりんが気になってるご様子でそれが引き金となりついに溜まってた想いをわずかな期待まで込めちゃったりしてぶつけてしまったら案の定ただの一方通行で終わりましたー! おまけにナイスタイミングでちんちくりんというオプションがやって来たよ☆


うわあああああああやめろおおおおおおおやめ(ry


この瞬間、希望は絶望に成り果てるわけだけど実は最初から希望でもなんでもなかったんだよ…
だって、少しでも希望があるならば人気者のりっちゃんと特別仲良しである事実に優越感を抱いたり千晴の性格からして「どうして私なんかがりっちゃんと…」みたいに自分を卑下してもおかしくないんだけどそれらが一切無いんだよ…優越感を抱いていたのは金谷律花だけだったんだよ…あんなに男の人苦手であんなに可愛くてあんなに引っ込み思案であんなにりっちゃんのことが自慢の千晴でも男の人とのLOVEを求める平均的思春期女子高生だったんだよ! そういう意味でも二重にツラい!! なんて胸が詰まるけど素晴らしい片想い百合だろう!!

この話は百合漫画の歴史に残されるべき!!!!!


『episode3.火の女王様と嘆きの下女』
高津公子ちゃんこときみちゃんがヒネくれてて可愛い~

ので、割とあっさり泣きながら心情を吐露したのは正直ガッカリしたけど長年蓄積されていた不器用な二人の空回りが解けたということでこの二人の今後が一番見たい。本編終了後にあるカットの恥ずかしくて嬉しそうなきみちゃんと幸せ満面な笑顔のちかが可愛い過ぎるよ~これは間違いなくちかが真の女王様タイプ…! 何故ならきみちゃんは他の仲良しな関係に嫉妬して壊すほどのさみしがり屋さんだから!

しかし、みどりと夏海の変化に気付いておきながら自分たちのことはよくわからないなんてほんとに不器用。〝口にしたらきみちゃん怒るけど〟って思い込んで何度も封印してきた言葉を口にしていたらもっと早くあたたかなひだまりに戻れただろうに。でも、ちかは一度ガツンと言ってやる必要があったのでなんというかやっぱりこれからはちかがリードしていくタイプだね! もうなんでも素直に伝えちゃうよ! 例えば「きみちゃんは昔から私だけのお姫さまなんだよ」「はあ!? 何言ってんのバッカじゃない?………ありがと///」みたいな、あれきみちゃんからヒネくれ部分をとったらベタなツンデレ少女になってしまう。。とにかくお幸せに!


『episode4.少女惑星』
う~ん、元気だなあ! 元気だして!


~まとめ~
柏原麻実さんといえばカシマミ名義でオリジナル百合やHiMEアンソロを描いていらっしゃった印象強い方も多いのではないでしょうか。私はその一人なもので、もはや百合姫コミックスはただの地雷と化していても百合不足も手伝って購入に至ったわけなんだけどこの中では『白線』がダントツ過ぎてこの話だけで購入して良かったです!! それ以外はちょっとノリがこっぱずかしいかなあ。アニメ化した代表作である『宙のまにまに』は1巻をお試し立ち読みしたとき残念ながら心底ノリが合わなくて特に『episode4.少女惑星』はまにまにのそれと似ていてあんな感想にもならん感想になりました。

話は変わって、それぞれ別episodeの作中に

〝男のコとか女のコとかカンケーない〟
〝男とか女とか関係なく…〟

ってあったけど、作者さんにとって何かこだわりのあるものなんだろうか。

百合漫画でよく見かけるこのフレーズ、昔からひっかかってしょうがない。なんか言い訳にしか聞こえないんだよなーそもそも意図がわからない。性別を気にしないほど大切な存在だとアピールするため? 前者は女の子同士を不安がってたみどりを安心させるのも含めてだと納得出来るけど後者はなんなん? そもそも相手が女じゃなかったら喋ることはおろか出会うことすらなかったかもしれないし男とか女とか発言した時点で本人が一番同性を好きになったことに負い目を感じてるんじゃ?? 例えば自分が同性から告白されたとしてこのフレーズ使われたら嬉しいか??? 単純に「お前やから好きやねん」ではダメなの???? ちょっと皆も考えてみて!!

ついでに作者さんといえばあとがきで自己アピール満々の余計な一言が目立つなあ。こちらの作者さんに限ったことじゃないけどそこは読者に託すべきってとこぐらいは線引きしていただきたいわ。って、私も余計な一言を言ったところで感想終わり。
[PR]
by cyawasawa | 2013-12-14 02:10 | 百合語り(47)

百合と舞-HiMEとけいおん!!とアイマスと艦これと制服女子高生と一緒に歩んで生きたいブログ。


by cyawasawa